日本の針葉樹林
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/22 08:30 UTC 版)
日本で極相として針葉樹林があるのは、主に以下のような所である。 山岳地帯の亜高山帯針葉樹林。ブナ帯より上で、高山帯までの範囲がこれに当たる。標高で見れば、本州中南部地域ではおよそ1500m以上がほぼこれに当たる。北海道中部以北では平地までこの型の森林帯にはいる。但し、元からそうであった場所ばかりではなく、人の手によって商業用に後から植えられた樹林帯もある為、どこからどこまでが本来からの針葉樹林であるかは既に良く分からないと思われる。 照葉樹林帯ではモミ、ツガなどの針葉樹が混じるが、これらが多いところでは、外からは針葉樹林のように見える。特に、モミ林はまとまった面積を占めることがあり、これを暖帯と温帯の間に位置すると見なし、中間温帯と称することがある。森林を構成する種の組成としては、照葉樹林である。 海岸の砂地や岩の上にはクロマツ、アカマツ、イブキなどが目立つ森林が見られるが、広葉樹が中心になっていることが多い。
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