日本における境界標
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/23 23:10 UTC 版)
「測量標」も参照 三井不動産によると境界標にはさまざまな種類が存在しており、主に材質で区分されている。また、境界標には以下の要件が必要とされる。 正確性 不動性 永続性 視認性 特定性 証拠性 管理性 日本土地家屋調査士会連合会もほぼ同様の認識を示している。 これらの境界標は時代とともに材質の他、土地境界の示し方が変化している。大正時代から戦後にかけては角柱状の御影石の上部中心に丸を刻印したものを設置していたが、現在にかけてはコンクリートの天頂部に十字を刻印したものが増加している。この場合においては福岡高等裁判所 昭和46年(ツ)3号判決により、天頂の十文字の中心を指示点と解すべきことは社会通念上当然のこと、とされている。また、昭和50年代から天頂部に十字ではなく矢印を刻印したものも増加している。 民法によって境界標の所有権は隣地所有者との共有とされている。また、設置された境界標を損壊もしくは移動させることは境界損壊罪となる。
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