日本での容量の変遷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/15 18:26 UTC 版)
「カクテル・グラス」の記事における「日本での容量の変遷」の解説
日本では、年代がくだるにつれ、カクテル・グラスが大型化する傾向にある。 かつて日本では、あまり大きなサイズのカクテル・グラスは普及していなかった。カクテル・グラスには、容量60mlと容量75mlがあるとの記述や、容量60mlと容量75mlと容量90mlの3種があるとの記述があるが、それ以上の容量のものが記されていないこともあった。また、容量60mlが普通であるが、アメリカ型のものとして容量90mlという大型のカクテル・グラスが存在するという記述のある書籍が存在していたことからも判るように、日本では1980年代まで、容量60mlのカクテル・グラスを標準的なものと考える者もいたという事実がある点、さらに、容量90mlのカクテル・グラスが大型のカクテル・グラスとして区別されていた点は注目に値する。 この中で、日本では、次第に容量75mlのカクテル・グラスが一般的となった。容量75mlを標準とする記述は、多くの書籍で見られる。対して、容量60mlのカクテル・グラスに言及されることは急速に少なくなってゆく。その後、国際的なカクテル・コンクールでは、容量約90mlのものが使用されることの影響もあり、容量90mlのものが使われ始める。そして、容量90mlのものが広く使われ出して、現在に至る。かつては紹介されないことすらあった容量90mlのカクテル・グラスを、標準とするとの記述が、多くの書籍で見られるようになった。 しかし、同一人物による著書でも、以前の書籍では容量75mlを標準とするとなっていたのに、新しいものになると、容量90mlを標準とすると記述が変わっているのも、見逃せない事実である。つまり、日本でのカクテル・グラスの容量は、75mlを標準としていたものが、90mlを標準とするように変化していっているのだ。 それでも、日本では容量75〜90ml程度のカクテル・グラスが一般的と考えるのが良いだろう。
※この「日本での容量の変遷」の解説は、「カクテル・グラス」の解説の一部です。
「日本での容量の変遷」を含む「カクテル・グラス」の記事については、「カクテル・グラス」の概要を参照ください。
- 日本での容量の変遷のページへのリンク