方法論としての実証主義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/23 01:05 UTC 版)
「実証精神論」の記事における「方法論としての実証主義」の解説
社会学にかぎらず、どんな学問の研究も一定の方法(フランス語: method)にしたがって進められる。ある問題を研究するのに、どんな研究方法が適当かについての議論を方法論(フランス語: methodologyという。方法論の研究は、コントに先だち、方法論的懐疑を唱えたルネ・デカルト(René, Descartes, 1596-1650)の『方法序説』(1637)や,実験と観察にもとづく推論の意義を説いたフランシス・ベーコン(Francis Bacon, 1561-1626)の『ノヴム・オルガヌム(新しい論理学)』(1620)のように近代思想を切りひらいた著作も少なくないが、この授業でこれまでに紹介した研究では、コントの実証主義ほど方法論を明確に意識した研究はなかったろう。とはいえ、今日の社会学の標準的な研究法は、コントの提唱した実証主義とぴったり一致するものではない。エミール・デュルケームを参照のこと。
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