新教育運動と教育方法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/17 20:32 UTC 版)
20世紀に入ると、公教育制度の画一性と硬直性が批判されるようになり、新教育運動と呼ばれる世界的な学校改革運動が展開された。 まず、ジョン・デューイなどの手によって、「子ども中心主義」の教育が推進されたことである。 その一方で、フランクリン・ボビットは教育課程を最初に体系化し、カリキュラムの科学的研究を初めて行った。彼は、教育文献の中で、「教育目標」という言葉を最初に使ったほか、「活動分析」も推し進めた。そして、これは、チャーターズの「仕事分析」に引き継がれた。チャーターズは、95,000人の女性の一週間の仕事の記録を分析し、総計7300の目標のカテゴリーを設定したうえで、この目標を教科・単元に分配したカリキュラムの構成を提案した。 また、単元学習としては、ウィリアム・ヒアド・キルパトリックの「プロジェクト・メソッド」と、ヘレン・パーカーストの「ドルトン・プラン」などがある。アメリカ国内よりも、日本などのアジア諸国への影響が大きかった。
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