新宿三井ビルディング二号館とは? わかりやすく解説

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新宿ワシントンホテル

(新宿三井ビルディング二号館 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/10 03:47 UTC 版)

新宿ワシントンホテル
新宿ワシントンホテル
ホテル概要
正式名称 新宿ワシントンホテル
設計 坂倉建築研究所[1]
施工 熊谷組[1]
運営 藤田観光
階数 地下4階 - 地上25階
部屋数 1,633室
*本館1,296室
*新館337室
シングル数 957室
*本館777室
*新館180室
ダブル数 209室
*本館125室
*新館84室
ツイン数 442室
*本館384室
*新館58室
敷地面積 本館6,215.31 m²
延床面積 74,267.37㎡
*本館59,985.37㎡
*新館14,282 m²
開業 1983年(昭和58年)12月12日
最寄駅 新宿駅
最寄IC 首都高速4号新宿線 新宿出入口
所在地 〒160-8336
東京都新宿区西新宿3-2-9
位置 北緯35度41分13秒 東経139度41分35.4秒 / 北緯35.68694度 東経139.693167度 / 35.68694; 139.693167座標: 北緯35度41分13秒 東経139度41分35.4秒 / 北緯35.68694度 東経139.693167度 / 35.68694; 139.693167
公式サイト 公式サイト
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新宿ワシントンホテル(しんじゅくワシントンホテル、Shinjuku Washington Hotel)は、東京都新宿区西新宿にある「S-2計画」に基づき、建設されたビジネスホテルである。本項では同時に建設された新宿三井ビルディング二号館についても記載する。

概要

新宿新都心街区(高層ビル街区)と甲州街道に挟まれた変形L字型の、さらにその一隅が欠けた形状の約9500平方メートルの土地が「S-2計画」として再開発されることになり[2]、その土地を所有したタウン開発(本社東京)と野村商事(本社東京)が、高層ビル側に共同で地下4階、地上25階のビルを建設した[3]。そのうち2~25階部分を藤田観光が100%出資した新宿ワシントンホテル(のちに藤田観光に合併)が賃借し、 1983年(昭和58年)12月12日に新宿ワシントンホテル本館を開業し[3]、ついで、ホテルの西側隣接地の大部分を所有したタウン開発が、地下2階、地上18階のビルを建設し[4]、同様に新宿ワシントンホテルがビルを賃借して、1986年(昭和61年)3月26日に新館を開業した[5]

このホテル開業に先立ち、甲州街道側には三井不動産がオフィスビル・新宿三井ビルディング二号館を建設し、1983年11月に開業している[5]

新宿ワシントンホテル

藤田観光が運営するホテル・チェーン、「ワシントンホテル」の一つであり、ホテルは互いに隣接する「本館」と「新館」の2棟から構成されるが、それぞれ独立しており、フロント業務なども別個に行われ、2016年(平成28年)4月1日に本館の全面改装が完了した[6]。 直営のレストラン3店を運営する。

開業に際しては、カギの代わりに磁気カードを使ったオートマチック・フロント・システムを初めて採用したほか、シングルで一泊6800円(税・サービス料別)という新宿地区の大手チェーンで最も安い料金を打ち出し話題となった[3]。本館は新線新宿駅から伸びる地下道のワンデーストリートに直結し、低層部にはコンビニ・飲食店など約25店舗が併設され、1995年(平成7年)3月、あさひ銀行新宿新都心支店が撤退した1階と地下1階部分に、東和産業が運営するパチンコ店「FRESCO」が開業した[7]

新館の開業にあたっては、ホテル業界初のシャワートイレを全室に設置[5]。さらにパートナーズシステムを導入し、投資システムの新分野を切り開いた[5]。客室一室相当分を一口として所有するこの新・共有制オーナーズホテルは、一室独立の所有権ではなく室料売上の43%がオーナーに還元されるという新システムの第一弾だった[5]

宿泊

本館・新館併せて総客室数:1,633室

  • シングル
  • ツイン
  • ダブル
  • トリプル
  • レディース
レストラン
  • カフェ&バーバロン(本館3階)
  • マンハッタンテーブル(本館25階)
  • ステーキ&しゃぶしゃぶ ふじた(新館1階)

新宿三井ビルディング二号館

新宿三井ビルディング二号館
施設情報
所在地 東京都新宿区西新宿3-2-11
状態 完成
着工 1981年6月[1]
竣工 1983年10月[1]
用途 事務所[1]
地上高
高さ 70.25m[1]
各種諸元
階数 地下4階、地上16階、塔屋2階[1]
敷地面積 2,980.66 [1]
建築面積 1,413.49 [1]
延床面積 27,535.72 [1]
構造形式 鉄筋コンクリート造鉄骨鉄筋コンクリート造鉄骨造[1]
エレベーター数 6基[1]
駐車台数 76台[1]
関連企業
設計 坂倉建築研究所[1]
構造エンジニア 東京建築研究所[1]
施工 戸田建設・熊谷組共同企業体[1]
デベロッパー 三井不動産[1]
所有者 日本ビルファンド投資法人
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三井不動産が建設した地下4階、地上16階建てのオフィスビル[1]日本ビルファンド投資法人が土地・建物ともに所有する。

敷地内施設

  • 新宿韋駄天尊 - ワシントンホテルの北西に所在。野村専太郎・ます夫妻の銅像がある。
新宿韋駄天尊

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 『建築文化』64頁 1984年3月号
  2. ^ 『建築文化』48頁 1984年3月号
  3. ^ a b c 「新宿ワシントンホテル、低料金で12月12日開業 シングル6000円、競争激化」『日経産業新聞』1983年10月28日 12頁
  4. ^ 「新宿ワシントンホテル、スピード増設 隣接地に350室、タウン開発着工」『日経産業新聞』1984年7月5日 15頁
  5. ^ a b c d e 『月刊ホテル旅館』128 - 130頁 1986年7月号
  6. ^ 【新宿ワシントンホテル本館】2016年4月1日 全室リニューアルオープン”. 藤田観光株式会社 ニュースリリース. 藤田観光株式会社 (2016年3月30日). 2017年7月14日閲覧。
  7. ^ 「シティホテルにパチンコ店、「新宿ワシントン内 東和産業、来年3月開業」『日本経済新聞』夕刊 1頁 1994年12月14日

参考文献

  • 「S-2計画 新宿ワシントンホテル・新宿三井ビルディング二号館」『建築文化』1984年3月号
  • 「新館完成が新宿ワシントンホテルのグランドオープンを位置づける――新宿ワシントンホテル新館 東京・新宿 」『月刊ホテル旅館』1986年7月号

外部リンク


新宿三井ビルディング二号館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/22 10:12 UTC 版)

新宿ワシントンホテル」の記事における「新宿三井ビルディング二号館」の解説

三井不動産建設した地下4階地上16階建てのオフィスビル日本ビルファンド投資法人土地・建物ともに所有する

※この「新宿三井ビルディング二号館」の解説は、「新宿ワシントンホテル」の解説の一部です。
「新宿三井ビルディング二号館」を含む「新宿ワシントンホテル」の記事については、「新宿ワシントンホテル」の概要を参照ください。

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