新型コロナウイルス感染症ワクチン接種問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/22 03:09 UTC 版)
「上遠野修」の記事における「新型コロナウイルス感染症ワクチン接種問題」の解説
2021年5月13日、上遠野(当時42歳)や仲田不二雄副町長(当時65歳)ら29人の城里町職員が、新型コロナウイルス感染症のワクチンを高齢者に先駆けて接種していたことが報道され、上遠野は同日の記者会見で「医療関係者のキャンセルが発生して余ったワクチンを有効活用した。適切な判断だ」「集団接種会場の保健センターは診療所、すなわち医療機関としての登録を受けている。診療所の開設者にあたる自分も医療従事者の一員」などとして、「町長である自分は医療従事者である」と釈明した。一方、同様に接種を受けた副町長や教育長は「高齢者などを優先すべきで、申し訳なかった」「配慮が足りなかった」「早い時期の接種でいいのかと疑問は浮かんだが、こんなことになるとは……」などと陳謝し、城里町議会議長は「『私も医療従事者』というのはワクチン接種を待つ町民感情を無視している。安心安全を届ける立場にありながら、議会に説明もなく、謝罪もないのは受け入れられない」と批判。批判の高まりを受け、上遠野は最初の記者会見から8日後の5月21日、自身を「医療従事者に準ずる立場」であるとした発言を撤回し、「集団接種事業を統括する首長の立場で接種した。公表が遅れたことを申し訳なく思う」と謝罪した。
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