新型コロナウイルスに関する日本初の抗体研究発表
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 09:24 UTC 版)
「山中竹春」の記事における「新型コロナウイルスに関する日本初の抗体研究発表」の解説
2020年12月2日、山中は研究グループを代表して会見し、新型コロナウイルスへの感染を防ぐ「中和抗体」についての新たな調査結果を発表した。 2021年5月12日、さらにコロナに関する日本初の抗体研究の結果を発表。データに基づく客観的な結果として、全国的な注目を集めた。 同年5月13日、東京都医師会の尾崎治夫会長は、自身のフェイスブックに「東京都医師会も研究に協力している横浜市立大学の山中教授の研究結果が出ました。日本人のデータをもとに、オリジナリティあふれる手法を用いた研究で、その結果も、今高齢者接種が始まっているファイザー社のワクチンがどの変異株にも有効であるという結果でした」と投稿した。 同日、江田憲司衆議院議員は自身のブログに「(この結果は)横浜の誇り」とした上で、「こうしたデータ、エビデンスに基づくものこそが安心感を与え」「これまで“欧米では”という話しかなかったのが、はじめて“日本では”という形で結実した」と投稿した。片山さつき参議院議員も「山中先生のような人がいれば、コロナの分析はずっと進み」「データと科学で政策を決めていける」と評価した。 山中は医学データサイエンスの専門家として感染症領域やがん領域等の研究論文を『Journal of Clinical Oncology』『JAMA Oncology』『New England Journal of Medicine』『Journal of Molecular Cell Biology』などの医学専門誌に出版した。また、2020年開催の日本癌治療学会学術集会では医師以外で初めて最優秀演題賞を受賞した。
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