断捨離の思想
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/28 02:43 UTC 版)
「断捨離」のそれぞれの文字には、ヨーガの行法(ぎょうほう)である断行(だんぎょう)・捨行(しゃぎょう)・離行(りぎょう)に対応し、 断:新たに手に入りそうな不要なものを断る 捨:家にずっとある不要な物を捨てる。 離:物への執着から離れる。 という意味がある。 すなわち「断捨離」とは、不要な物を「断ち」「捨て」、物への執着から「離れる」ことにより、「もったいない」という固定観念に凝り固まってしまった心を開放し、身軽で快適な生活と人生を手に入れようとする思想である。ヨーガの行法が元になっているため、単なる片付けとは異なるものとされている。 やましたが2009年に出版した『新・片付け術 断捨離』(マガジンハウス)のヒットにより一般に知られるようになった。やましたは同著書や自身の公式ウェブサイトにおいて、自身を「断捨離の提唱者」とし、自身のブログのプロフィールでは「断捨離の言い出しっぺ」、著書の内容紹介では「断捨離の考案者」であると記している。 やましたの著書のヒットにより「断捨離」は流行語となり、翌2010年には新語・流行語大賞にノミネートされた。「断捨離ブーム」によって、やました以外にも多数の著者により断捨離を扱った本が出版されるようになり、仕事や人間関係などについて断捨離の実践を勧める書物も出版された。 断捨離を実践する人を、やましたは「ダンシャリアン」と呼ぶ(著者によっては漢字で「断捨離アン」と表記される場合もある)。また「ミニマリスト」と呼ばれることもあるが、所有物を「最小」化しようとするミニマリストと、「最適」化しようとするダンシャリアンを、やましたは明確に区別している。
※この「断捨離の思想」の解説は、「断捨離」の解説の一部です。
「断捨離の思想」を含む「断捨離」の記事については、「断捨離」の概要を参照ください。
- 断捨離の思想のページへのリンク