斜め衝突
クルマのフルラップ前面衝突において、固定バリアの衝突面が衝突させるクルマに対して斜めになっている状態での試験方法をいう。斜め衝突試験を唯一採用しているアメリカの前面衝突の規定では、固定バリアは衝突させるクルマに対して0度(垂直)から30度までの間の任意の角度で、左右いずれかの方向に傾けた状態にセットし、いずれの角度の固定バリアに衝突させても、すべての乗員傷害要件および燃料漏れ要件に適合することが要求されている。実際の適合確認試験では、固定バリアは0度か30度のいずれかが使われており、それらの間の角度は使用されていない。なお、アメリカ以外の白本、欧州、オーストラリアなどの国では、フルラップ前面衝突試験の固定バリアは、クルマに対して0度(垂直)のみが採用されている。
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