文革期の臨時国歌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 21:12 UTC 版)
中華人民共和国の国歌は建国以来「義勇軍進行曲」であるが、文化大革命中は作詞者の田漢が批判されたこともあって、歌詞は歌われなくなり、演奏だけにとどまっていた。そして、「東方紅」が事実上、国歌として扱われた。学校や職場では朝一番に必ず斉唱した。ラジオは国内向け・国際放送とも、「東方紅」の演奏で始まって、「インターナショナル」で終わるのが普通だった。ただし現在では、公式には「インターナショナル」が国歌扱いで「東方紅」は第二国歌扱いだったとする説もある。その名残で近年まで、中華人民共和国の国際放送である中国国際放送(北京放送)のインターバル・シグナルは「東方紅」のメロディを使用していたが、現在、インドネシア向けの放送以外は「義勇軍進行曲」を使用している。
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