文芸作品に登場するフランソワ1世
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「フランソワ1世 (フランス王)」の記事における「文芸作品に登場するフランソワ1世」の解説
19世紀フランスを代表する作家の1人ヴィクトル・ユゴーは、1832年に戯曲『王は愉しむ(フランス語版、英語版)』(Le Roi s'amuse)を発表した。この作品はフランソワ1世の道化師トリブレが主人公で、トリブレの娘ブランシュが王に弄ばれたため王に復讐をしようとして起きる悲劇を描いた作品である。1832年11月22日にフランセ座で初演されたが、特権階級の腐敗ぶりとそれに対する批判という、当時としては極めて過激な内容であったため、早くも翌日には上演禁止となり、以後1882年まで上演されることはなかった。後にこの作品はジュゼッペ・ヴェルディによってオペラ化され、1851年に『リゴレット』として初演された。これは登場というより言及というべきだが、マルセル・プルーストの『失われた時を求めて』の序文の冒頭では「私」がフランソワ1世とカール5世の間の競い合いについて書かれた本について語っている。
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