改良型の登場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/15 02:44 UTC 版)
「ビッカースMBT (戦車)」の記事における「改良型の登場」の解説
1970年代に入ると、輸出戦車として成功出来ないビッカースMBT Mk.Iを、ビッカース社は改良し販売することとした。最初に、スウィングファイア対戦車ミサイルを装備したビッカースMBT Mk.IIが計画されたが、ペーパープランに終わった。 その後、レーザー測距儀やパッシブ式暗視装置を組み合わせることで射撃統制装置を改良。また、砲塔は溶接構造から鋳造製に変更され、エンジンもより高出力なゼネラルモーターズ製GM 12V-71Tディーゼルエンジン(720hp)に換装された。この車体は、ビッカースMBT Mk.IIIと名付けられた。 ビッカースMBT Mk.IIIはケニアとナイジェリアが採用し、ケニアに76両(さらに装甲回収車7両)、ナイジェリアに36両(さらに装甲回収車5両、架橋戦車6両)が引き渡された。この後、ビッカース社の輸出戦車は複合装甲を取り付けたタイプにシフトしていった。
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