操舵方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/28 06:08 UTC 版)
全量操舵方式 縦舵の操舵方式。右一杯/中立/左一杯の3状態をとる全量操舵。舵角一杯の全量操舵状態を所定の時間維持する積分的操舵。九一式航空魚雷は、魚雷長軸の左右転舵方向には長い時定数をもつ。 比例操舵方式 水平舵(昇降舵)の方式。検出する変位に応じて操舵角を比例操舵。九一式航空魚雷は、安定板付き空中状態および水中では魚雷長軸の頭上げ回り方向には中程度の時定数をもつ。 角速度操舵方式 安定舵(ロール・ラダー)の方式。通常は全量操舵をするが、ロール角度に対応して戻り方向で選択的に「当て舵」操舵する部分では角速度操舵方式となる。左右の安定舵は飛行機の補助翼(エルロン)のように左右をひねる動作。この操舵システムが、不安定な転動(ロール回転)振動を収束させる。九一式航空魚雷は、魚雷長軸を中心軸とする転動方向には約 0.5 秒の短い時定数をもつ。
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