接合部の性質
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/12 21:16 UTC 版)
木材同士の接合部は、せん断力が働く方向に効くように作る。引張り力が働く部材を接合する場合は、添え板などを使用してせん断接合に変換する。 木材同士の接合には、主に次の方法がある。釘接合:1本当たりの強度は低いが、大量に打ち込むことにより、簡単に剛性・強度の高い接合部を作ることができる。 ボルト接合:初期ガタがあり、小変形では効かないが、大変形時には非常に高い強度と粘りを発揮する。 接着接合:部材同士が一体化し、初期剛性が高い。接着面積が大きいほど接合強度が高い。接着剤の品質により耐久性が異なる。 それぞれの接合方法は、抵抗のメカニズムが異なるため、異なる接合方法を併用しても耐力を加算することはできない。
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