掛け子
別名:かけ子
「振り込め詐欺」と通称される特殊詐欺の手口において、電話をかけて被害者を騙し、現金をATMに振り込むよう誘導する役割のこと、および、その役割を受け持つ者。
振り込め詐欺は、分業体制で組織的に行われることが多くなっている。掛け子は複数ある役割のうちの一つである。掛け子の他には、口座に振り込ませた金を引き出す「出し子」などの語も広く知られるようになっている。
掛け子は電話を通じて被害者と直にコンタクトを取る役割であり、電話を受けた側が機転を利かせるなどして対応できた場合には、詐欺組織の摘発のいとぐちとなる場合がある。同じく出し子も、ATMに直接赴くため、防犯カメラにうつった姿などから身元が割り出されやすい。
かけ‐こ【掛け子】
かけ‐ご【掛(け)子/懸け▽籠】
特殊詐欺
(掛け子 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/16 17:18 UTC 版)
特殊詐欺(とくしゅさぎ、英語: Phone fraud、ドイツ語: Enkeltrick )とは、被害者に電話をかけるなどして対面することなく信頼させ、指定した預貯金口座への振込その他の方法により、不特定多数の者から現金等をだまし取る犯罪の一種である[1]。オレオレ詐欺が代表的だが、その他にも、預貯金詐欺、キャッシュカード詐欺盗、架空料金請求詐欺、還付金詐欺、サポート詐欺などの手口がある[1][2]。
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