拡張BNF
別名:拡張BN記法
【英】Extended BNF, EBNF
拡張BNFとは、プログラミング言語をはじめとしたコンピュータ用言語体系の文法を記述するための言語(メタ言語)の一種で、現在最も広く用いられているメタ言語のひとつである。
拡張BNFは、BNF(バッカス-ナウアー記法)に仕様の拡張が加えられたものである。BNFならびに拡張BNFは純粋に文法を定義するものであって、言語の意味を定義することはできない。
拡張BNFには、独自の拡張仕様が多く存在している(何種類もの拡張BN記法がある)という難点がある。ただし拡張BNFは、プログラミング言語の定義だけでなく、通信に必要となる規定であるプロトコルの構造や、データの構成、あるいはHTMLやXMLに代表されるマークアップ言語の定義などにも用いられている。
BNFは1959年にアメリカ人のジョン・バッカス(John Backus)氏が立案、デンマーク人のペーター・ナウアー(Peter Naur)氏が修正した記法で、翌年数値計算用プログラミング言語ALGOL60の定義に初めて採用された。その後各々の拡張が付加されて、拡張BNFとして広く利用されている。
拡張BNF
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/10 09:09 UTC 版)
拡張BNF(かくちょう びー えぬ えふ)
- ABNF - バッカス・ナウア記法 (BNF) の拡張の一種。通信プロトコルなどの言語の形式体系を記述するメタ言語として開発された。
- EBNF - バッカス・ナウア記法 (BNF) の拡張の一種。コンピュータのプログラミング言語や形式言語の形式的表現として使われる。
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