投排雪保守用車(ENR‐1000)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/17 07:44 UTC 版)
「モーターカー」の記事における「投排雪保守用車(ENR‐1000)」の解説
東日本旅客鉄道(JR東日本)では、老朽化しつつある除雪用機関車の代替として新潟トランシス製の投排雪保守用車ENR‐1000を導入している。軸配置B-Bの箱形両運転台で機関車然としているが、車籍はなく機械扱いである。当機の分類については「投排雪用保守用車」と表記されることもあり、名称が浸透していない初期には「大型排雪用モーターカー」「ビッグロモ」などと呼ばれることもあった。除雪に際しては、ロータリーヘッドの掻き寄せ翼をプラウ状に変形させることができ、ラッセル車・ロータリー車の除雪機能をヘッドの着脱なしに選択出来ることが特長である。また、本線上では軌道回路に反応する状態で運行し、位置確認の確実化・踏切通過時の安全確保などを図っている。 なお、同型の車両は北海道旅客鉄道(JR北海道)でもDE15形の置き換え目的で2015年度から試験導入されており、試験の結果、車籍を有するキヤ291形として製造されることとなった。 また、えちごトキめき鉄道ではENR-1000をベースにETR-R-01・ETR-R-02の2両が開業に合わせて製造されている。
※この「投排雪保守用車(ENR‐1000)」の解説は、「モーターカー」の解説の一部です。
「投排雪保守用車(ENR‐1000)」を含む「モーターカー」の記事については、「モーターカー」の概要を参照ください。
- 投排雪保守用車のページへのリンク