投手の打順
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/26 22:25 UTC 版)
草創期のプロ野球では、投打に秀でた投手が上位打線を担うこともあったが、通常は下位打線、とりわけ打撃力のない投手の場合は八番に入っていた。しかし、投手は守備で最も体力を使うため、打席数を減らして負担を軽くしようという意図から、徐々に九番で起用されることが増えた。近年では、投手が九番以外を打つことはほとんどなく、その理由としては、打撃力のない投手の打席数が増えるのは不利であるからとされることが多い。一方で、八番に投手を置き九番に野手を入れることで、一番打者とのつながりを重視する戦法も存在し、川上哲治監督がしばしば導入していた。現在でも2017年以降アレックス・ラミレス監督が導入しているなど、稀に見られる戦法である。 アマチュア野球、特に少年野球(リトルリーグ)・中学野球(リトルシニア)・高校野球などにおいては、「エースで四番」と表現されるようにチーム内で最も優れた選手がエース投手と四番打者(あるいはそれに準ずる上位打線)を兼任する様子も度々見られる。
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