技術背景
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 09:21 UTC 版)
名古屋工業大学で研究された音声合成技術をもとにしており、姉妹ソフトとして「Open JTalk」「Sinsy」が存在する。 VOCALOIDやUTAU、VOICEROIDなど類似の音声合成ソフトが採用する波形接続型音声合成方式とは異なり、統計的パラメトリック音声合成方式のひとつ、HMM(隠れマルコフモデル音声合成)を用いる。この音声合成方式の違いはDTMにおけるソフトウェア音源の区別、「サンプラー音源」と「物理モデル音源」の特徴の違いとおおよそ同じである。 波形接続型(≒サンプラー音源)の特徴 実際の音を基にするためリアル 音自体の加工に弱い 実際の波形データを持つため音源データの容量が巨大 統計的パラメトリック型(≒物理モデル音源)の特徴 シミュレートして音を生成するためややリアルさに欠ける 音自体の加工に強い 実際の波形データを持つわけではないため音源データの容量が軽量 音声分析の一部にはUTAUやNEUTRINOなどで広く使われているWORLDが利用されている。
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