手洗池の名前の由来と歴史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/18 03:17 UTC 版)
「塩田平の民話」の記事における「手洗池の名前の由来と歴史」の解説
昔、柳沢村に欅があった。幹が6メートルもある大きな欅であったが、ある年、欅の枝が折れ、翌年に天候が荒れて山林のほとんどが倒れてしまった。この年も欅の枝が折れ、翌年も天候が荒れたため欅に原因があるのではないかと村人は思うようになった。信濃国の武将の手塚光盛がこの地を通った際に、村人が光盛にこの話をしたところ、光盛は欅を倒して御神木にするように言った。これに従い、村人はこの池で手を清め欅を御神木にした。このことによりこの池は「手洗池」と呼ばれるようになった。 手洗池の名前の由来には次のような異説もある。弘法大師が前山寺を創立した際に、水たまりで手を洗い、後にこの水たまりの場所に池が造られた際にこのことにちなんで「手洗池」と呼ばれるようになったという。 また、この池は承応3年(1654年)に造られたとも言われている。水田の開発にあたってこの地が池に選ばれたのは良質の粘土が採れ、大洪水の際に土石流を抑止できるためと考えられている。
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