手書きによる略字
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/06 16:29 UTC 版)
手書きなどで用いられるが、正式な文書では用いられない略字は古くから書き文字として用いられている歴史のあるものから比較的近年発生したと考えられるアルファベットを用いて一部分を置き換えたものまでさまざまである(実例は次節参照)。 「」と中国の簡体字である「门(「冂」の左上に「丶」の組み合わせ)」は「門」の略字として主にメモなどの個人的な筆記に広く使われているが、これは「門」の草書体が元になっており古くから使われている。 労働運動のビラなどでは「職」の代わりに「职」、「権」の代わりに「权」(中国の簡体字と同じ)と略記されることが多いなど特定の文化において特定の略字が使われやすい傾向がある。例:ゲバ字 このような略字は「くずし字」と同様、日本漢字能力検定の採点の対象にならないなど正式な日本の漢字としては認められていない部分がある。 また、義務教育では略字を学ばせないことやOA化により手書きの文字に触れる機会が少なくなったことから現代人の間では略字が定着しているとはいえなくなっている。
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