戸隠神社 (郡上市)とは? わかりやすく解説

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戸隠神社 (郡上市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/11 01:03 UTC 版)

戸隠神社

戸隠神社社叢
所在地 岐阜県郡上市和良町宮地
位置 北緯35度44分42.2秒 東経137度04分27.4秒 / 北緯35.745056度 東経137.074278度 / 35.745056; 137.074278座標: 北緯35度44分42.2秒 東経137度04分27.4秒 / 北緯35.745056度 東経137.074278度 / 35.745056; 137.074278
主祭神 手力男之命
社格 旧郷社、銀幣社
創建 不明
本殿の様式 神明造
別名 九頭の宮
例祭 10月上旬
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戸隠神社社叢
戸隠神社・重ね岩
戸隠神社一本杉

戸隠神社(とがくしじんじゃ)は、岐阜県郡上市和良町にある神社である。社格旧郷社天岩戸に関する伝承がある。

祭神

由緒

創建時期は不明であるものの、『美濃国神名帳』に載る郡上郡7社の中の「正六位上 国津明神」であるという。建治元年(1275年)に橘頼納により大般若経600巻が奉納され、鎌倉時代以降「九頭宮」と称された[注釈 1]江戸時代慶長12年(1607年)、郡上藩主遠藤慶隆によって5保内総社として社殿が再興され、以後領主や藩主から篤く崇敬された。

明治6年(1873年)、社名を「九頭宮」から「上沢神社」へ改め、更に翌7年(1874年)、現社名「戸隠神社」に改称、昭和15年(1940年)に郷社に列格した。

例祭

  • 「九頭宮祭」「九頭祭」とも呼ばれる。安土桃山時代から江戸時代初期の頃の旱魃のさい、九頭大明神(当神社)で天の岩戸開きを再現したのが始まりという。
  • 山車獅子舞、馬追い神事の他、境内の農村歌舞伎舞台で大神楽舞、伊勢神楽などが奉納される。

末社

1社

文化財

岐阜県指定天然記念物

  • 戸隠神社一本杉(平成10年(1998年)7月3日指定)[1]
    参道にあるの大木。樹高約33m、幹回り約6.5m、樹齢約1000年と推測される[注釈 2]。元々参道の東西に1本ずつ存在したが、東の杉は枯死したという。
  • 戸隠神社社叢(平成15年2月28日指定)[2]

郡上市指定有形文化財

  • 棟札等20枚[3]
  • 大般若経残簡[3]
  • 棟飾り一式[3]
  • 軍配一式[3]
  • 振板獅子頭二体[3]
  • 山犬狛一対[3]
  • 金泥馬酌一対[3]
  • 本殿金銅製御幣[3]
  • 「九頭大明神」篇額[3]
  • 十二支浮彫[3]
  • 鰐口[3]
  • 御神輿一式[3]
  • 舞台二棟[3]

郡上市指定史跡名勝天然記念物

  • 重ね岩
    境内にある奇岩で、上下2個の大岩(それぞれ約40tと推測される)が僅かな接点で重なったものであり、上の岩は片手でも動かすことができるという。言い伝えによると、天照大神が隠れた高天原天岩戸を手力雄命が開いたさい、飛び散った岩戸のかけらであるという。

交通

公共交通機関

自動車

  • 郡上市役所和良庁舎より国道256号を西へ約2km。

脚注

注釈

  1. ^ 建治元年奉納の大般若経にすでに「九頭大明神」の記述がある。
  2. ^ 天暦2年(948年)頃に植樹したという言い伝えがある。

出典

  1. ^ 戸隠神社の一本スギ”. 岐阜県. 2013年4月23日閲覧。
  2. ^ 戸隠神社社叢”. 岐阜県. 2013年4月23日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m 戸隠神社”. 岐阜県神社庁. 2013年4月23日閲覧。

参考文献

  • 神社本庁調査部編『神社名鑑』、神社本庁、昭和38年

関連項目




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