戸田海市とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 戸田海市の意味・解説 

戸田海市

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/06 10:23 UTC 版)

戸田海市

戸田 海市(とだ かいいち[1]1871年6月25日明治4年5月8日[2] - 1924年大正13年)3月5日[1])は、日本経済学者[1]法学博士[2][3][4]京都帝国大学教授[3][4]。臨時国民経済調査会委員[4]。専門は経済学、工業経済[4]。族籍は広島県平民[2][3]

人物

広島県豊田郡豊田村生まれ[1]。戸田嘉吉の三男[2][3][4]1892年私立専修学校理財学科を卒業[4]。青森県有余学館にて経済学、英語等を教授[4]1897年東京帝国大学法科大学選科を卒業[2][3]第四高等学校教授を経て1901年、京都帝国大学講師[1]1906年、同教授。河上肇を同大学に招く一方、関一東京高等商業学校教授)を大阪市助役に推す[1]。商業経済学、工業経済学を担当し、社会政策も講義[1]社会政策学会の有力会員であった[1]。京都市上京区北白川追分町に居住した[3]

家族・親族

戸田家
親戚
  • 妻の父・高橋琢也貴族院議員)[5]
  • 妻の妹の夫・中島玉吉(法学博士、京都帝国大学教授)[4]

主な著書

  • 『地方自治制論』(東京専門学校法律科第12回第1部講義録)東京専門学校、1900年
  • 『我独逸観』丸善、1908年
  • 『取引所税法改革論』(発行所不明)1909年
  • 『合同 かーてる及とらすと』京都法学会〈法律学経済学研究叢書〉1910年
  • 『工業経済』寶文館神戸正雄編/経済全書/第3巻第3編〉1910年
  • 『社会主義ト日本国民』博文館、1911年
  • 『日本乃社会』博文館、1911年
  • 『日本乃経済』博文館、1911年
  • 『商業経済論』弘文堂書房、1924年
  • 『戸田海市博士著作集』全4巻、弘文堂書房、1924-25年
  1. 商業経済論
  2. 工業経済論
  3. 社会政策論
  4. 特殊問題研究
  • 田中太七郎『日本取引所論』校閲、有斐閣本店、1910年

脚注

  1. ^ a b c d e f g h 戸田 海市とはコトバンク。2021年1月17日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g 『人事興信録 第5版』と3 - 4頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2021年1月17日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h 『人事興信録 第6版』と3頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2021年1月17日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h 『大日本博士録 第壹卷』107 - 109頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2021年3月31日閲覧。
  5. ^ a b 『人事興信録 第7版』た93頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2021年1月17日閲覧。

参考文献

  • 人事興信所編『人事興信録 第5版』人事興信所、1918年。
  • 人事興信所編『人事興信録 第6版』人事興信所、1921年。
  • 人事興信所編『人事興信録 第7版』人事興信所、1925年。
  • 『大日本博士録 第壹卷』発展社、1921 - 1930年。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  戸田海市のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「戸田海市」の関連用語

戸田海市のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



戸田海市のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの戸田海市 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS