戦闘艦搭載ミサイル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/03 03:17 UTC 版)
「ミサイル万能論」の記事における「戦闘艦搭載ミサイル」の解説
戦闘艦に搭載されるミサイルが実用化されると、従来の艦砲に代わってミサイルが主力になると思われた。実際にもアメリカ海軍のミサイル巡洋艦「ロングビーチ」は、艦砲を廃止して全てをミサイル武装とした。しかしその後艦砲を復活している。同様にイギリス海軍の22型フリゲートも艦砲を装備していなかったが、フォークランド紛争の戦訓を取り入れ、後期の艦には4.5インチ(114mm)単装砲を装備している。 以降、搭載航空機が主力装備である航空母艦・ヘリ空母などを除いては、ほとんどの戦闘艦は艦砲を装備している。ただし現在、特に本格的な正規空母を実戦配備できなかった旧ソ連・ロシア海軍においては、戦闘艦の主武装はミサイルであり、艦砲は副次的な装備となっている。 また従来は機関砲や中口径砲が主流であったCIWSも、近年では地対空ミサイルを採用する動きがあり、ミサイルの有用範囲は拡大している。よって、全くの万能とは言えないまでも、ある程度は正解であったと言える。
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