感情的自己(Emotional Self) と交代人格
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/02/19 05:57 UTC 版)
「内的自己救済者」の記事における「感情的自己(Emotional Self) と交代人格」の解説
一方の「感情的自己(Emotional Self=Personality)」は、「理性的自己(Intellectual Self=Essence)」が分かれてしまった時点では基本人格(original personality)なのだが、これがバラバラになって複数の人格(別人格)になってしまうとする。バラバラになった人格の中には「否定的交代人格」や「迫害者人格」や「救済者人格」があり、例えば「否定的交代人格」が手首を切ったりすると「救済者人格」が救急車を呼んだりする。 ところがこの「救済者人格」はあくまで「感情的自己(Emotional Self)」から分かれたその一部なのであって、「理性的自己(Intellectual Self=Essence)」を体現する ISH(Inner Self Helper)とは別物である。放火犯容疑者として精神鑑定を依頼されたマークの中に、アリソンは怒り狂う怪物「否定的交代人格」と「救済者人格」を見つけたが、その後マークが起こした強姦殺人事件では、「ISHは人が非道な悪事を働くことを決して許さない」というアリソンの信条にもかかわらず、その「救済者人格」は「傍観者を通して」「殺人を止めようとはしなかった」。そのことからアリソンは「救済者人格とISHは別物」と考え、更に後には「MPDとDIDは別物」そして「IIC」という概念を提唱するようになる。
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