感想と弁明
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 06:09 UTC 版)
頼照は日記の最後には「此時の事共後ニ存出し候に、内匠殿心中察入候、吉良殿を討留不被申候事嘸々無念に有しならんと存候」としつつも、「誠に不慮の急変故前後の不及思慮右のことく取扱候事無是非候」と長矩を取り押さえたことを正当化している。 幕末の旗本大谷木醇堂は自分の手記に「梶川半左衛門は、予が弓術の友なり。」と書き出し、先祖の頼照が刃傷事件で浅野内匠頭を取り押さえ500石加増されたことについて、浅野の気持ちは察するが「大事に至る前に浅野長矩を組み留めたのは、幕府ひいては将軍に対する忠誠にほかならぬ」(『醇堂叢稿』)と子孫らしい立場で語っている。
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