情報提携
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 04:30 UTC 版)
「気象情報 (NHK)」の記事における「情報提携」の解説
NHKでは気象業務法に基づく気象予報業務許可を受けておらず、独自の予報を行っていない。このため「気象情報」では原則として気象庁の予報をそのまま放送し、気象庁が十分にカバーしていない世界各地の天気予報や花粉情報、予想湿度、細かいポイント予報などについては日本気象協会や民間気象会社の情報を補完的に使用する。また近年は民間の気象予報士を積極的に気象キャスターに起用し、気象庁が発表した予報についてもより掘り下げた解説を行い、情報性を高める方向にある。首都圏を始め多くの放送局においては、地域向けの気象情報においても気象キャスターが出演するケースが多いが、気象予報士の確保が困難な放送局では、アナウンサーや契約キャスターが気象庁の発表原稿をそのまま読む。気象キャスターが地方都市に少ないことによる、地域間の情報格差を指摘する意見もある事への対応や、近年頻発する各種気象災害への地域事情を反映させる必要があることから、2017年度は多くの放送局に気象予報士を配置している。 派遣される気象予報士の所属に関しては、制度発足当初は日本気象協会が主体だったが、民間気象会社の数が増えたことなどもあり気象協会予報士が多いのは九州ぐらいになった。一方で近年はNHKと業務を通じ深い関係にあるウイングや、TBSと関係が深いウェザーマップから派遣される予報士が増えている。
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