悶着解決
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 10:08 UTC 版)
「千夜一夜物語のあらすじ」の記事における「悶着解決」の解説
バートン版「ハルン・アル・ラシッドと奴隷娘と導師アブ・ユスフの話(第296夜‐第297夜)」 東洋文庫版「カリフ、ハールーン・アル・ラシードと女奴隷、そしてアブー・ユースフ大師の物語(第296夜‐第297夜)」 大臣ジャアファルは最近美しい女奴隷を手に入れていた。アル・ラシードは、女奴隷を我に売るか贈るかいずれかにせよといい、それがならぬならセット・ゾバイダと離縁するとの誓いを立てる。ジャアファルもまた譲らず、手放すようなことがあったら自分の妻と離縁するとの誓いを立てた。 合い成り立たぬ誓いを、言ってしまってから気づいた2人は、あわてて法官アブー・ユースフを呼び出す。法官は女奴隷を半分売り、半分贈ればよいと判定したうえ、離婚法(女がいったん離婚すると、別の男と結婚して離婚した後でないと復縁できない)についてを、いったん白人奴隷に結婚させてからすぐに離婚すればよいと結論づける。白人奴隷は結婚したあとに離婚を拒否したが、法官は白人奴隷の所有権を女奴隷に渡すことでそれを反古にした。 類似の話:落花生油のクリームと法学上の難問解決
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