悪人と善人とは? わかりやすく解説

悪人と善人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/19 04:24 UTC 版)

悪人正機」の記事における「悪人と善人」の解説

悪人正機の意味を知る上で、「善人」と「悪人」をどのように解釈するかが重要である。ここでいう善悪とは、法的な問題道徳的な問題をさしているのではない。また一般的常識的な善悪でもない親鸞説いたのは「阿弥陀仏視点」による善悪である。 法律倫理・道徳基準にすればこの世には善人悪人がいるが、どんな小さな悪も見逃さない仏の眼か見ればすべての人は悪人だと浄土真宗では教える。 悪人 衆生は、末法生きる凡夫であり、仏の視点によれば善悪」の判断すらできない根源的な悪人」であると捉える阿弥陀仏光明照らされた時、すなわち真実に目覚させられ時に、自らがまことの善は一つ出来ない悪人であると気づかされるその時初め気付かされる悪人」である。 善人 親鸞すべての人の本当の姿は悪人だと述べているから、「善人」は、真実の姿分からず善行完遂できない身である事に気づくことのできていない悪人」であるとする。 また自分のやった善行によって往生しようとする行為自力作善)は、「どんな悪人でも救済するとされる阿弥陀仏の本願力」を疑う心であると捉える。(#本願ぼこり参照のこと。) 因果 凡夫は、「因」がもたらされ、「縁」によっては、思わぬ「果」を生む。つまり、善と思い行った事(因)が、縁によっては、善をもたらす事(善果)もあれば、悪をもたらす事(悪果)もある。どのような「果」を生むか、解らないのも「悪人」である。

※この「悪人と善人」の解説は、「悪人正機」の解説の一部です。
「悪人と善人」を含む「悪人正機」の記事については、「悪人正機」の概要を参照ください。

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