本願ぼこり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/19 04:24 UTC 版)
悪人正機の意味を誤解して「悪人が救われるというなら、積極的に悪事を為そう」という行動に出る者が現れた。これを「本願ぼこり」と言う。親鸞はこの事態を憂慮して「くすりあればとて毒をこのむべからず」と戒めている。 ただし今度はこの訓戒が逆に行き過ぎて、例えば悪行をなした者は念仏道場への立ち入りを禁止するなどの問題が起きた事を、唯円は『歎異抄』において批判している。
※この「本願ぼこり」の解説は、「悪人正機」の解説の一部です。
「本願ぼこり」を含む「悪人正機」の記事については、「悪人正機」の概要を参照ください。
- 本願ぼこりのページへのリンク