(3)恵みの契約
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 04:33 UTC 版)
神は父と御子との間に立てられた贖いの契約を土台として、選びの民を救うために恵みの契約を結ばれる。 神の義務 いのちと救いを選びの民に与えること。 人の義務 信仰によって恵みの契約の約束を受けること。新しいいのちを受けて、神に服従する生活をすること。ただし、この義務は、贖いの契約に基づいて、キリストが人に賜る恵みによって達成される。 契約の仲保者 以上の恵みの契約は、罪びとを救う唯一の契約であって、この契約の外に救いはない。罪人を救い得る名は、イエス・キリストを別にしては誰にも与えられていないからである。旧約時代の人々も新約時代の人々も同一の恵みの契約により、イエス・キリストの贖いのみわざに基づき救われる。イエス・キリストは旧約時代終了後に、受肉されて十字架にかかり、旧約時代の選びの民の罪も十字架で、贖われた。旧約の時代の、恵みの契約は、約束、預言、いけにえ、割礼、などの形によってなされた。それらは、イエス・キリストを指し示すもので、これらに信仰をもって応答する者を起こし、彼らをイエス・キリストに結び付けて、救いの恵みを与えるものある。
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