恩荷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 08:07 UTC 版)
恩荷(おが/おんが)は、飛鳥時代に秋田地方にいた蝦夷の人物。現在の秋田市土崎港周辺の蝦夷の長であった。斉明天皇4年(658年)に阿倍比羅夫の水軍を齶田(秋田湊)で迎え、朝廷への服属を誓い、小乙上の冠位を与えられた。
- ^ 新野直吉『古代東北史の人々』19-20頁。
- ^ 『秋田大百科事典』に「おんが」。
- ^ 新編日本古典文学全集『日本書紀』211頁注23。熊谷公男『蝦夷の地と古代国家』65頁。
- ^ 新編日本古典文学全集『日本書紀』211頁。それを誤りとする説は、新野直吉『古代東北の開拓』71頁、熊谷公男「阿倍比羅夫北征の基礎的考察」58頁と99頁注13に示される。
- ^ 新野直吉『古代東北の開拓』69頁。
- ^ 新野直吉『古代東北の開拓』70頁。
- ^ 津田左右吉「粛慎考」283頁。熊谷公男「阿倍比羅夫北征の基礎的考察」63-64頁もこれに従う。
- ^ 『類聚国史』大同2年(809年)3月9日条。関口明『蝦夷と古代国家』33-34頁。
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