恋のホワン・ホワンとは? わかりやすく解説

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恋するふたり (ニック・ロウの曲)

(恋のホワン・ホワン から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/27 23:28 UTC 版)

恋するふたり
ニック・ロウシングル
初出アルバム『Labour of Lust
B面 エンドレス・グレイ・リボン
リリース
規格 7インチ・シングル
録音 1979年
ジャンル パブロック
時間
レーベル レイダー・レコード
作詞・作曲 ニック・ロウ
イアン・ゴム
プロデュース ニック・ロウ
チャート最高順位
ニック・ロウ シングル 年表
Cracking Up
(1979年)
恋するふたり
(1979年)
Switchboard Susan
(1979年)
ミュージックビデオ
「Cruel to Be Kind」 - YouTube
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恋するふたり」(原題: Cruel to Be Kind)は、ニック・ロウ1979年に発表した楽曲。

概要

本作品はブリンズリー・シュウォーツのメンバーであるニック・ロウとイアン・ゴムによって書かれ、グループ最後のアルバム『イッツ・オール・オーヴァー・ナウ』収録曲として録音された。しかしアルバムは発売されずに終わり[2]、ブリンズリー・シュウォーツは1975年に解散した。

その後、1978年発売のニック・ロウのシングル「Little Hitler」のB面として発表された(ブリンズリー・シュウォーツのバージョンとは異なる)。

1979年、ロウは当時所属していたバンド、ロックパイルのメンバーと共に再録音。同年6月9日発売のセカンド・アルバム『Labour of Lust』の一曲目に本作品は収録された[3]。8月17日にシングルカットされ、9月29日付のビルボード・Hot 100で12位を記録した[4]。また本国イギリスではチャートの12位を記録した。

1981年三遊亭圓丈が「恋のホワン・ホワン」というタイトルでカバーした(後述)。

パーソネル

ミュージック・ビデオ

当時ロウは、カントリー・ミュージックシンガーソングライターのカーリーン・カーターとの結婚を控えていた。そこで本作品のミュージック・ビデオを作るにあたり、彼は結婚式の模様を撮影してしまえば一石二鳥だと考えた。結婚式はロックパイルのツアーが終わったあとの1979年8月18日、カーリーンのハリウッドの自宅で行われた。実際に両家の家族が集まり、デイヴ・エドモンズはリムジンの運転手、ビリー・ブレムナーはケーキ職人、テリー・ウィリアムズはカメラマンに扮した。バンドのメンバーはそれぞれユーモラスな演技を行っている。また、結婚式の前日に西ハリウッドのトロピカーナ・モーテルの庭で演奏のシーンが撮影された[5]

MTVが放送を開始した1981年8月1日、206本のミュージック・ビデオが流れたが、「恋するふたり」のビデオもその中に含まれていた。

恋のホワン・ホワン

1981年12⽉21⽇、落語家・三遊亭円丈(三遊亭圓丈)の初の歌唱楽曲としてトリオ・レコードからリリースした日本語カバー曲。同日に発売されたアルバム『リハビリテーション』からのシングルカット曲。日本語詞は有川正沙子、編曲は藤田大土が担当。サウンド・プロダクションは中村俊夫[6]

2008年に山下達郎がラジオ番組で流したことで再評価され、原曲とは異なる恋に浮足立つプラトニックな歌詞、円丈の独特の歌い方も相まって『CDジャーナル』は“カルト・クラシック”、“問題作”と表現している[7]

2011年9月、CLINCK RECORDSからアナログLPレコードとして再プレス。2018年1月24日にも、再リリースされた[8]。2019年1月、ソリッドから発売されたアルバム『歌謡曲番外地トリオレコード【TV・ノヴェルティ篇】』にも収録されたほか、2019年4月17日にはCHILDISH TONES featuring : 宇佐蔵べに[9]が本作の歌詞でカバーしている。

脚注

  1. ^ 45cat - Nick Lowe - Cruel To Be Kind / Endless Grey Ribbon - Radar - UK - ADA 43
  2. ^ 40年以上経った2017年になって初めて公式に発売された。
  3. ^ “Random Notes”. Rolling Stone (Straight Arrow Publishers, Inc.) (293): 46. (June 14, 1979). 
  4. ^ Music: Top 100 Songs | Billboard Hot 100 Chart | THE WEEK OF SEPTEMBER 29, 1979
  5. ^ Cruel To Be Kind by Nick Lowe Songfacts
  6. ^ 復刻堂徒然日記 > 「恋のホワン・ホワン」秘話”. merurido.jp (2009年1月21日). 2020年5月24日閲覧。
  7. ^ インタビュー:三遊亭円丈「恋のホワン・ホワン」など“カルトな名作”を手がけた中村俊夫がトリオ・レコードの軌跡を語る - CDJournal CDJ PUSH”. www.cdjournal.com (2019年2月12日). 2020年5月24日閲覧。
  8. ^ 三遊亭円丈「恋のホワン・ホワン / 恋のリハビリテーション」再プレス決定 - CDJournal ニュース”. www.cdjournal.com (2017年12月11日). 2020年5月24日閲覧。
  9. ^ Inc, Natasha (2018年12月12日). “CHILDISH TONES、宇佐蔵べに迎えた7inchで円丈珍曲&ラーズ名曲カバー”. 音楽ナタリー. 2020年5月24日閲覧。

恋のホワン・ホワン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 07:57 UTC 版)

恋するふたり (ニック・ロウの曲)」の記事における「恋のホワン・ホワン」の解説

1981年12⽉21⽇落語家三遊亭円丈三遊亭圓丈)の初の歌唱楽曲としてトリオ・レコードからリリースした日本語カバー曲。同日発売されアルバムリハビリテーション』からのシングルカット曲。日本語詞有川正沙子編曲藤田大土担当。サウンド・プロダクションは中村俊夫2008年山下達郎ラジオ番組流したことで再評価され原曲とは異なる恋に浮足立つプラトニックな歌詞、円丈の独特の歌い方も相まってCDジャーナル』は“カルト・クラシック”、“問題作”と表現している。 2011年9月、CLINCK RECORDSからアナログLPレコードとして再プレス2018年1月24日にも、再リリースされた。2019年1月ソリッドから発売されアルバム歌謡曲番外地トリオレコードTV・ノヴェルティ篇】』にも収録されたほか、2019年4月17日にはCHILDISH TONES featuring宇佐蔵べに本作歌詞カバーしている。

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