性欲抑制としての性器切断
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 05:03 UTC 版)
「性器切断」の記事における「性欲抑制としての性器切断」の解説
ジークムント・フロイトは著書の中で去勢への恐怖と願望について触れている。これが性器切断へのマゾヒズム、サディズムなどの性的な動議以外にも、性欲抑制の願望を引き起こすことは、十分に考えられる。 ドイツでは2003年、41歳の男性が自らの強烈な性欲を抑える目的で自傷行為に及んだ。勢い付けのために故意に泥酔した上で行ったこともあり、大量の出血により一時は深刻な状態に陥った。 このような事例は、すなわち外面に対して放たれる性欲を、内面的に留めて断ち切ってしまおうとするものであり、いわばSMとしての性器切断や、それによって引き起こされる猟奇事件とは対照的な位置にあるものともいえる。 また、アフリカでは、女性の性欲を抑えることを目的として、女性器を切り取ることも行われる。もっとも、その実効性は定かではない。
※この「性欲抑制としての性器切断」の解説は、「性器切断」の解説の一部です。
「性欲抑制としての性器切断」を含む「性器切断」の記事については、「性器切断」の概要を参照ください。
- 性欲抑制としての性器切断のページへのリンク