忠鉢繁とは? わかりやすく解説

忠鉢繁

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/20 06:00 UTC 版)

ちゅうばち しげる
忠鉢 繁
生誕 (1948-07-09) 1948年7月9日(77歳)
北海道
居住 日本
国籍 日本
研究分野 気象学
研究機関 北海道大学
気象研究所
千葉科学大学
出身校 北海道大学
主な業績 南極上空のオゾンホールの発見
主な受賞歴 吉川英治文化賞1993年
プロジェクト:人物伝
テンプレートを表示

忠鉢 繁(ちゅうばち しげる、1948年7月9日 - )は、日本気象学者千葉科学大学教授。気象庁気象研究所在籍時に、南極上空のオゾンホールを世界で初めて発見、報告した人物として知られる。

来歴・人物

北海道大学大学院修士課程修了後、気象庁に入庁。札幌管区気象台高層気象台を経た後に気象研究所に在籍。

在籍中の1981年1983年、第23次南極観測隊に越冬隊員として参加。

1994年に、"Analytical studies on the variation of the ozone layer over Antarctica"により博士号を取得した[1]

2009年4月より千葉科学大学危機管理学部動物・環境システム学科教授に就任。

趣味はハーモニカ演奏。

業績

昭和基地オゾン層の観測を行っていた際に、南極上空にオゾン量の少ない部分があることを発見。このときの観測結果をまとめた翌1984年ギリシャで開催されたオゾンシンポジウムでの発表[2]は、南極オゾンホールの世界最初の国際的な報告となった[3][4][5][6]

賞歴

著作物

主なもの

発表要旨

論文

脚注

参考文献

  • 村山隆雄「オゾン層保護の歴史から地球温暖化を考える : 「モントリオール議定書」20周年、「京都議定書」10周年に寄せて」『レファレンス』第686号、国立国会図書館、2008年。doi:10.11501/999680 
  • Andersen, Stephen Oliver; Halberstadt, Marcel L; Borgford-Parnell, Nathan (2013), “Stratospheric ozone, global warming, and the principle of unintended consequences—An ongoing science and policy success story”, Journal of the Air & Waste Management Association (Taylor & Francis) 63 (6), doi:10.1080/10962247.2013.791349 wikidata:Q38121901

関連項目

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「忠鉢繁」の関連用語

忠鉢繁のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



忠鉢繁のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの忠鉢繁 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS