微生物の例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/06 00:38 UTC 版)
寄生性の微生物で宿主を殺すものはむしろ病原体と言われるが、捕食寄生であると言われる例もある。例えばハエカビは昆虫の体内で増殖し、昆虫が死ぬと内部には休眠胞子を形成し、外に向けては分生子を作るようになる。また冬虫夏草類はやはり昆虫に寄生し、殺した後に体外に子実体を形成する。これらは宿主を殺すことで生活環を完了できるから、捕食寄生的と言える。よりそれらしいのは、トリモチカビ科のゼンマイカビで、アメーバなどの微生物に寄生するものだが、普通は宿主一個体に一つだけが寄生し、その内部に渦巻いた菌体を形成し、外部に胞子を作る。
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