復活、重賞制覇
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/12 06:40 UTC 版)
精神面の立て直しを図るために一時休養し、翌年3月に復帰。緒戦のオープン戦で前年の最優秀5歳以上牡馬タニノチカラと競り合い、半馬身差の2着となった。続くマイラーズカップでは同馬に加え、阪神3歳ステークス以来となるキタノカチドキとの対戦となり、天皇賞への一前哨戦ながら「三強対決」と注目を集めた。当日は雨中の不良馬場を好位から追走したが、先に抜け出したキタノカチドキに再び敗れる。しかしタニノチカラはハナ差競り落とし、2着を確保した。 2戦の好走で復活と目され、次走のスワンステークスでは圧倒的な1番人気に推された。レースでは好位から抜け出すと、最後は簗田が後ろを振り向く余裕を見せながら1着でゴール。10戦目にして初の重賞勝利を果たした。一重賞に過ぎない競走であったが、表彰式ではファンから大きな拍手を贈られた。 次走阪急杯は3着に敗退。しかし続いて出走した高松宮杯で新馬戦以来の逃げを見せると、重馬場ながら2分00秒2という好タイムを記録し、重賞2勝目を挙げた。
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