従来のイーサネットの制約
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/17 04:42 UTC 版)
「イーサネット・ファブリック」の記事における「従来のイーサネットの制約」の解説
フレーム転送型ネットワーク技術である従来型のイーサネットの問題点は、ループトポロジーを形成できないことにある。もしループトポロジーが存在すると、ブロードキャストストームが発生し、ネットワークのダウンが発生する。このため従来のイーサネットでは、スパニングツリープロトコル(Spanning Tree Protocol, STP)により、ツリー型トポロジーを形成し、ループを排除している。スパニング・ツリーによりループがなくなる一方、トポロジー中に複数存在する等価コストの経路を使用できなくなるという副作用が発生する。 このため、データセンターやキャリア・コアのレイヤー2ネットワークでは、ブロッキングされてしまうリンクにも多くの投資をする必要がある。
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