往往にしてとは? わかりやすく解説

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往々にして

読み方:おうおうにして
別表記:往往にして

「往々にして」とは、「物事がわりと高い頻度繰り返し起こるさま」もしくは物事が大抵お決まりの状況になりがちであるさま」を意味する表現である。とりわけ後者の「お決まりの状況になりがちである」の意味もちいられやすい。

「往々にして」は動詞修飾する副詞のように扱われる連語表現である。

「往々にして」の具体的な意味

物事がわりと高い頻度繰り返し起こるさま」の意味用いられる「往々にして」は、その頻度毎回というわけではないが、珍しいというほど稀でもなく、しばしば起きている印象を得る程度には起こっているような状況を指す。

物事が大抵お決まりの状況になりがちであるさま」の意味用いられる「往々にして」は、ある条件状況のもとで起こる事柄同じよう結果になりやすい(なりがちである・そのような傾向がある)という状況を指す。
「往々にして」は、どちらかといえば結果が「失敗」や「ロクでもない結果」といったネガティブ状況繋がりやすい場面を指す言い方として用いられることが多い。ポジティブな(望ましい)結果になりやすい状況は「往々にして」とは表現されにくい。とはいえ結果正解最適解に近い」というようなポジティブ状況を指す表現として用いられる場合もないわけではない

「往々にして」の読み方

「往々にして」は、「おうおうにして」と読む。

「往々にして」を含む言い回し

「往々にして正しい」とは

「往々にして正しい」は、おおむね「しばしば事実合致している」「この種類物事がいつもなりがちな傾向合致している」といった意味で用いられる表現である。

「往々にしてよくある」とは

「往々にしてよくある」とは、「そういう状況頻繁に起こる」「そうなりがちである」という意味で用いられることのある言い方であるが、「往々にして」と「よくある」が意味の重複起こしている。これは「重言」と呼ばれる誤用である。

「往々にしてある」または「よくある」のどちらか表現用いれば日本語として正しい形になる。

「往々にして起こり得る」とは

「往々にして起こり得る」とは、「そうなる可能性蓋然性が高い」という意味で用いられる言い回しである。「往々にして起こる」とも「起こりがちだ」とも言い換えられる。

「往々にしてそういうものだ」とは

「往々にしてそういうものだ」とは、しばしば、あるいは言及している出来事場合はたいてい、そういう好ましくない結果になる、という傾向について述べ言い回しである。「そういうものだから仕方がない受け入れざるを得ない)」という達観諦観ニュアンス込めて用いられやすい。

おうおうに‐して〔ワウワウに‐〕【往往にして】

読み方:おうおうにして

連語往往」に同じ。「そういった間違いは—あるものだ」




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