影響を受けた作品と与えた作品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 08:05 UTC 版)
「寄生獣」の記事における「影響を受けた作品と与えた作品」の解説
人間に擬態するパラサイトの設定、人間を襲う際に変体して現す正体の容姿や描写、特に物語序盤にイヌに寄生したパラサイトは、1982年のアメリカ映画『遊星からの物体X』から影響を受けたとも言われる。ただし『遊星からの物体X』は人間に擬態した地球外生物への恐怖で仲間同士が疑心暗鬼に陥るという典型的な「エイリアン侵略もの」の作品だが、『寄生獣』は同作のような「エイリアン侵略もの」の類型には収まらない展開となっている。また1972年の永井豪による漫画『デビルマン』との様々な側面での近しさもしばしば指摘され、本作の作者である岩明もそのことに自覚的であることは、『デビルマン』へのトリビュート企画として発表されたアンソロジーコミック『ネオデビルマン』でも示唆されている。 一方で、本作に登場するパラサイトの描かれ方は、1991年のアメリカ映画『ターミネーター2』にも影響を与えたといわれ、具体的には同作で敵として登場し、液体金属によって自在に姿を変化させる人造人間「T-1000」の動きは本作の影響を受けているとも言われる。映画関係者の間に広まっている都市伝説として、本作の存在を知っていた同作の監督ジェームズ・キャメロンが、権利関係のトラブルを避けるために『寄生獣』の映像化権を買い取り、映像化しないままお蔵入りさせたという噂もあるが、あくまで都市伝説であり、そうした事実は発表されていない。
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