影の功労者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/17 19:43 UTC 版)
馬超は韋康の降伏を受け入れた後、約束を破り韋康を殺した。同時に趙昂の嫡子を人質として差し出させた。馬超は、趙昂を自分のために使いたいと思っていたが、信頼できずにいた。折りしも、馬超の妻の楊氏が王異の評判を聞き知っていたため、王異を宴に招いた。王異は馬超からの信用を得たいと思い、楊氏に対し「昔、管仲は斉に行き功績を立てたため桓公は覇者となり、由余を引き入れたことで秦の穆公も覇者になりました。今は国が安定し始めたばかりで、このまま治まるか否かは優秀な人材を得ることで決まります。涼州の士馬こそ、中原の国と争うことができるのです。そのことを十分にお考え下さい」と言った。楊氏はこの言に深く感じ入り、王異との交流をさらに深めたため、馬超が趙昂を信用することに繋がった。王異が上手く立ち回ったお蔭で、趙昂や楊阜らは策を成功させる事ができた。
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