形式・構造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/08 03:59 UTC 版)
小屋は一般に木造で、形状は二間 x 二間(約4m x 4m)の平面を基本とし切妻屋根の頂部に「越屋根」と呼ばれる換気用の小屋根がのる。壁は竹小舞土壁の大壁で仕上げられ薪を焚く焚き口と地窓(吸気口)、温度管理用の小さな小窓が付く。乾燥方法としてはかまどで薪を焚き、床に張り巡らされた鉄管の中に熱を送り、その輻射熱で室内の温度をコントロールするというもの。煙草葉を吊す荒縄を一間スパンで6段吊す。荒縄を掛ける吊り木の間隔は50cm前後。そうした乾燥の機能上、平屋建だが軒高4m以上の内部空間が必要となり独特のプロポーションが生まれた。屋根材は、栃木県益子あたりではトタン葺きが多く、香川県では日本瓦が多いなど、また土壁の色の違いなどに地域性が見られる。
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