弾道補正信管
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/06 05:46 UTC 版)
2005年半ばに ユナイテッド・ディフェンス(英語版)(現在の BAE システムズ・ランド・アンド・アーマメンツ)が M795 に取り付けて命中精度を向上させる弾道補正信管(Course Correcting Fuze, CCF)のデモンストレーションを行った。これはボフォース・ディフェンス、ロックウェル・コリンズ、BT ヒューズ・プロダクツとの共同開発によるもので、コスト効率の高いものとなっている。 CCF は GPSを利用して既存の砲システムの効率を飛躍的に向上させ、戦闘時にきわめて重要な要素となる命中精度をほぼ正確なレベルにまで引き上げることができる。CCF はアメリカ軍が配備するすべての 155mm 砲弾および 105mm 砲弾 に装着できるようになっており、すぐにでも全規模開発や初期配備に移行できるものであった。 ユナイテッド・ディフェンスはユマ性能試験場で CCF を装着した M795 を射程14.5キロメートルで M109A6 自走榴弾砲から発射することに成功した。デモンストレーションの初期分析の結果はユナイテッド・ディフェンスの研究所での予想を裏付けるもので、CCF を装着した砲弾は従来の3倍となる誤差半径50メートル以下を達成した。
※この「弾道補正信管」の解説は、「M795 (榴弾)」の解説の一部です。
「弾道補正信管」を含む「M795 (榴弾)」の記事については、「M795 (榴弾)」の概要を参照ください。
- 弾道補正信管のページへのリンク