弱体な議会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/07/11 18:01 UTC 版)
2つの議会は圧倒され、限られた権限しか持たなかった。 立法院(統領政府・第一帝政時代の下院と同名)は、直接選挙かつ普通選挙によって選出される任期6年の議員260人からなるが、恣意的な選挙区割りと官選候補制度が大統領(皇帝)を支持する立候補者に有利に働いた。立法院は、法案修正を審議したり、大臣の行為を問責したりすることはできず、政府がその議長を任命するなど、議院自律権もなかった。 元老院は、大統領によって任命される終身議員80人ないし150人からなる。元老院は、元老院決議を発して統治機構を再編し、法律の合憲性を審査することができるものとされた。
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