弩級戦艦の開発
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/09 20:25 UTC 版)
「蒸気船時代の海戦戦術」の記事における「弩級戦艦の開発」の解説
19世紀が終わると、なじみのある近代戦艦 - 鋼鉄で装甲し、蒸気機関のみで推進し、戦列艦などより少数の大口径砲を砲塔に搭載して主甲板の中心線上に配置したもの - が登場する。1906年、革命を生んだドレッドノートは、中口径砲を廃止し、主機関に蒸気タービンを用いた最初の戦艦である。ドレッドノートはそれまでの戦艦よりも大きく、速く、攻撃力も防御力も優れており、それらをすべて「前弩級戦艦」と呼ばれる旧式艦にしてしまった。 この突然のレベルアップはイギリスとドイツの建艦競争を引き起こし、規模は小さいものの、他の列強、アメリカ合衆国、フランス、ロシア、日本、イタリア、オーストリア=ハンガリー帝国、トルコ、ブラジル、アルゼンチン、チリも弩級戦艦の建造や購入に走った。
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