弦理論の中のランダウ-ギンツブルグ理論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/04/08 12:55 UTC 版)
「ギンツブルグ-ランダウ理論」の記事における「弦理論の中のランダウ-ギンツブルグ理論」の解説
素粒子物理学では、唯一の古典的真空状態と退化する臨界点(英語版)(degenerate critical point)のあるポテンシャルエネルギーを持つ場の量子論は、ランダウ-ギンツブルグ理論と呼ばれる。時空の次元が 2 である N=(2,2) 超対称性理論への一般化は、カムラン・ヴァッファとニコラス・ワーナー(英語版)(Nicholas Warner)の1988年11月の論文で提案され、この一般化はスーパーポテンシャル(英語版)(superpotential)が退化する臨界点をもつことを意味している。同じ月に、ブライアン・グリーン(Brian Greene)とともに、これらの理論がくりこみ群やカラビ・ヤウ多様体上のシグマモデルと関係づいていると議論した 。また、エドワード・ウィッテン(Edward Witten)は、彼の1993年の論文 の中で、ランダウ-ギンツブルグ理論とカラビ・ヤウ多様体上のシグマモデルは、同じ理論の異なる相(phase)であると議論した。これらのモデルは、後日、ブレーンの構成のようなモノポールをもつ 4次元のゲージ理論の低エネルギー力学として記述することに使われている
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