引きずり抵抗
ブレーキを解除しても制動力の一部が残っていて、ブレーキを作動していない普通走行状態で発生する制動力。引きずり抵抗を回転軸まわりのトルクで表したものを引きずりトルクと呼ぶ。ディスクブレーキでは、ブレーキを解除したときのピストンシールのピストンもどし量(フォールバック)が少ないと引きずりは大きくなる。フォールバックはペダルの初期ストロークに密接に関係するので、引きずりとペダル遊びの両者のバランスとりが重要。また使用過程でのパッドの偏摩耗も引きずりを大きくする。ドラムブレーキでは、シューのセンタリングが不良のときに発生することがあるが、普通、正常なときには引きずりは無視できる。引きずり抵抗はクルマの燃費にも影響する。
参照 フォールバック- 引きずり抵抗のページへのリンク