式部正宗
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/16 16:00 UTC 版)
転封が続いた先代に続き、上記のように手伝い普請や分知のために藩財政はさらに窮乏していたが、以後同家の家宝として伝来した名刀「式部正宗」は基知が大金で購入したものである。 式部正宗は当初中村一氏(式部少輔)が所持していたが、榊原康政(式部大輔)の手に渡り将軍家に献上された。そこでこの名がついたとされる。売却された経緯は不明だが、正徳2年(1712年)に2729両で購買したとされる。 昭和10年(1935年)重要美術品に認定されたが、昭和20年(1945年)の東京大空襲の際、大久保の松平邸所蔵庫が焼夷弾を受け、鎌倉時代以来の結城家の古文書や名槍「御手杵」などと共に被災し焼失した。
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