廿六年詔権量銘
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 03:48 UTC 版)
天下統一と度量衡統一の事実のみを簡潔に示す。全40字。 白文(旧字体) 廿六年。皇帝盡并兼天下。諸侯黔首大安。立號爲皇帝。乃詔丞相状綰。灋(法)度量則。不壹歉疑者。皆明壹之。 訓読(新字体) 廿六年、皇帝尽(ことごと)く天下を并兼(へいけん)し、諸侯黔首(けんしゅ)大いに安んず。号を立てて皇帝と為す。乃(すなわ)ち丞相状綰(じょうしょうじょうわん)に詔(みことのり)して、法度量の則、壱(いつ)ならずして歉疑(けんぎ)なる者は、皆明らかに之(これ)を壱にせしむ。 口語訳 (始皇帝の)二十六年、皇帝はことごとく天下を統一し、諸侯や人民は大いに安らかとなった。(ここに)王号を立てて「皇帝」と称した。そこで丞相の隗状(かいじょう)と王綰(おうわん)に詔し、度量衡の制度が統一されず疑わしいものは、みなこれを明らかにして統一させた。
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